読みもの · 街とリロケーション
リロケーションチャートで、何が変わる?
リロケーションチャートは、生まれた瞬間を保ったまま、別の場所から作るチャートです。占星術で場所の違いを考える方法のひとつで、引っ越す日の星の配置を使うものではありません。
同じ瞬間を、違う場所から見る
- 変わらないもの
- 出生の瞬間と、一般的な地心計算での惑星の黄道上の位置。
- 場所とともに変わるもの
- その場所の地平線、アングル、ハウスの配置。
Astrodienst のリロケーション占星術の解説でも説明しています。
同じ出生情報を使い、場所による違いを読みます。

緑の線:地平線ひとつの場所から周囲を見渡すときの基準です。E・S・W・N は東・南・西・北を表します。
赤い h:高度シリウスが地平線からどれだけ高いかを角度で示しています。Az は方位角で、この図では南を起点に測っています。
街が変わると、見る位置も変わるリロケーションでは出生の瞬間を保ち、新しい場所の地平線と子午線を使ってアングルやハウスを求めます。
時計の時刻が違っても、同じ瞬間?
たとえば UTC の0時と、UTC+8の地域の8時は、同じ瞬間を表せます。別のタイムゾーンで時計の数字だけをそのまま使うと、違う瞬間になってしまいます。リロケーションでは、この「同じ瞬間」を保つことが必要です。
ASC と MC は何を示す?
- ASC · アセンダント
- 地平線と黄道が東側で交わる点。
- MC · ミッドヘブン
- 黄道と、その場所の子午線が上側で交わる点。
どちらも、その場所からチャートを読むときの基準になる点です。
占星術の解釈では、ASC は人前での表れ方、MC は社会的な役割や仕事と結びつけられます。街を比べるときは、この2点と惑星の位置関係にも目を向け、どんなテーマが出てくるかを読んでみます。
アストロカートグラフィーと同じもの?
- リロケーションチャート
- ひとつの場所に対して、チャート全体を作ります。
- アストロカートグラフィー
- 出生の瞬間に天体がアングル上に来る場所を、地図のラインで表します。
たとえば太陽–MC のラインは、その瞬間に太陽が MC に位置する場所を示します。同じ天体とアングルの関係が成り立つ場所を、地図の上でたどれるようにしたものです。
Meet G の City では、地球儀を回して街を選び、その街のリロケーションチャートを探索できます。街ごとのチャートと、地図に描かれるラインの役割を分けて見ると、情報が整理しやすくなります。
正確な出生時刻が必要な理由
比較の中心になるアングルとハウスは、出生時刻の影響を受けます。時刻が曖昧なままでは、街ごとの細かな違いを精密な結果として扱えません。
2つの街を比べる前に、両方が同じ、確認済みの出生情報を使っているか確かめます。途中で時刻を変えてしまうと、差が場所から来たのか、入力から来たのかを分けにくくなるためです。
比較した後、何を考える?
City で、よく知っている街と気になる街を比べます。テーマを読み、経験に照らして考えたいことをメモします。用語は出生図の読み方で確認できます。
移住を考えているなら、そのメモを仕事や住まい、人との関係、お金や時間の計画と並べてみます。気になったテーマは、実際に街を歩くときや、そこで暮らす人に話を聞くときの問いにもなります。チャートと日々の暮らし、両方から街を知っていきましょう。